今回紹介するデッキは《裏切り者グリッサ/Glissa, the Traitor》です。
youtubeの「【EDH会#1】対戦動画 ヴァリーナ vs グリッサ vs サムト vs イェンネット 【MTG】」でおっかちゃんが使用したデッキです。
以下デッキ紹介の内容はおっかちゃんに取材した内容に基づいています。
目次
統率者紹介
カード名 | 裏切り者グリッサ/Glissa, the Traitor |
---|---|
マナコスト | (黒)(緑)(緑) |
タイプ | 伝説のクリーチャー — ゾンビ(Zombie)・エルフ(Elf) |
テキスト | 先制攻撃、接死 対戦相手1人がコントロールするクリーチャー1体が死亡するたび、あなたの墓地にあるアーティファクト・カード1枚を対象とする。あなたはそれをあなたの手札に戻してもよい。 |
P/T | 3/3 |
グリッサは私がEDHを始めた2017年頃に初めて作ったEDHのデッキです。
それから2年半程使い続けています。
ほとんどグリッサへの愛だけで使っているような感じです(笑)
特徴①
グリッサは先制攻撃、接死を持っているので戦闘で一方的に対戦相手のクリーチャーを破壊することができます。
※先制攻撃ステップで接死ダメージを与えられるので、グリッサをブロックorブロックされたクリーチャーのみが破壊されます。
グリッサがアンタップ状態だとまず対戦相手は攻撃してきません。
先制攻撃と接死という殺意マックスに見せかけて、実は殴られづらさの塊なので意外と防御型です。
特徴②
グリッサは対戦相手のクリーチャーが死亡した時に、自分の墓地にあるアーティファクトカードを一枚回収できる能力を持っています。
このデッキでよく回収するアーティファクトは以下のカードです。
特に《処刑人の薬包/Executioner’s Capsule》とのコンボが強力です。
対戦相手のクリーチャーを除去して、またすぐグリッサで回収できるので、延々とクリーチャーを破壊し続けることができます。
対戦相手が3人もいると、いつの間にかクリーチャーが死亡してグリッサの能力が誘発するので、使い捨てのアーティファクトを何度も使い回すことができます。
全体除去などでグリッサが同時に破壊されても能力が誘発するので、《忘却石/Oblivion Stone 》などをすぐさま回収することもできます。
デッキリスト
製作者:おっかちゃん/by Okkachan
※デッキリストは動画を撮影した2019年7月末(基本セット2020発売後)時点のものです。
各カードの役割分類
【除去】
《虐殺のワーム/Massacre Wurm》
《ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman》
《酸のスライム/Acidic Slime》
《霰炎の責め苦/Torment of Hailfire》
《衰滅/Languish》
《内にいる獣/Beast Within》
《突然の衰微/Abrupt Decay》
《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm》
《化膿/Putrefy》
《忘却石/Oblivion Stone 》
【ドロー】
《エルフの幻想家/elvish visionary》
《獣に囁く者/Beast Whisperer》
《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth》
《集団的航海/Collective Voyage》
《調和/Harmonize》
《リシュカーの巧技/Rishkar’s Expertise》
《イトリモクの成長儀式/Growing Rites of Itlimoc》
《頭蓋骨絞め/Skullclamp》
《原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter》
【マナ加速】
《深き闇のエルフ/Elves of Deep Shadow》
《東屋のエルフ/Arbor Elf》
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
《エルフの神秘家/elvish mystic》
《遺産のドルイド/Heritage Druid》
《ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeaker》
《ティタニアの僧侶/Priest of Titania》
《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》
《彼方地のエルフ/Farhaven Elf》
《ウッド・エルフ/Wood Elves》
《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》
《暗黒の儀式/Dark Ritual》
《オパールのモックス/Mox Opal》
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《精神石/Mind Stone》
《反発のタリスマン/Talisman of Resilience》
《ゴルガリの印鑑/Golgari Signet》
《統率者の宝球/Commander’s Sphere》
《ダークスティールの鋳塊/Darksteel Ingot》
《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》
【サーチ】
《アンデッドの大臣、シディシ/Sidisi, Undead Vizier》
《ルーン傷の悪魔/Rune-Scarred Demon》
《エルフの先触れ/Elvish Harbinger》
《高まる野心/Increasing Ambition》
《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
《彼方より/From Beyond》
《出産の殻/Birthing Pod》
《探検の地図/Expedition Map》
【クリーチャー強化】
《傲慢な完全者/Imperious Perfect》
《背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader》
《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》
《軋み森のしもべ/Creakwood Liege》
《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
《頭蓋囲い/Cranial Plating》
【1枚で強い】
《変容するケラトプス/Shifting Ceratops》
《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus》
《ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar》
《飢餓の声、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Voice of Hunger》
《世界棘のワーム/Worldspine Wurm》
《鋼のヘルカイト/Steel Hellkite》
《虚空の選別者/Void Winnower》
《忌むべき者の軍団/Army of the Damned》
【その他】
《ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote》
《エルフの笛吹き/Elvish Piper》
《エルフの行列/Elvish Promenade》
《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
《千年霊薬/Thousand-Year Elixir》
※土地のほとんどはマナを生む効果なので割愛しました。
デッキコンセプト
このデッキはエルフ部族クリーチャーで大量マナを出したり、全体強化で攻撃することをコンプセプトに作られています。
デッキには19枚のエルフ(グリッサ含む)が入っています。
初めて作るEDHデッキだったので、難しいことはせず初心者でも比較的簡単に回せそうな部族デッキとしてエルフを選びました。
グリッサを選んだ理由はエルフの統率者の中では強そうだったからです。
友達がカジュアルのエルフデッキ(60枚デッキ)を使っていて、それがめちゃくちゃ強いので憧れてたのもエルフデッキを作成した理由です。
このデッキは友達が使っていたエルフデッキを参考に、EDH版に作り直したようなものです。
《裏切り者グリッサ》デッキの良いところ
値段が安い
このデッキはEDHのデッキの中では、比較的安い方だと思います。
エルフは大体コモンorアンコモンなので揃えやすいです。
これからEDHを始めようと考えている人にオススメです。
大量にマナが出るので、1ターンにいっぱい動ける
このデッキには大量にマナを生み出せるカードが多く採用されています。
生み出した大量マナから1ターンの間に何枚ものカードをプレイすることができます。
黒が入っているので、カードをサーチしやすい
グリッサは緑黒のデッキなので、黒が得意なサーチカードを使うことができます。
このサーチカードによって状況に合わせて最適なカードをデッキから探してくることができます。
エルフがいっぱい入っていて面白い
これは書いている通りなので説明は不要かと思います。
デッキを回していて面白いのが一番だと思います。
ピックアップカード
《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth》
《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth》は私が初めて買った高額カードです。なので思い入れがあります。
《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth》を買って、「EDHを本気でやるぞ!」という気持ちになりました。
《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》
数あるエルフの中でも一番のお気に入りは、《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》です。
エルフを強化できて、尚且つ大量マナも生み出せる最高のカードです。
私と同じようにエルフ好きな人達は、大体《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》が好きなんじゃないでしょうか。
デッキの回し方で意識するポイント
とにかくコソコソする。ヘイトを下げる
このデッキは早く勝てる訳ではなく、どちらかというと遅めのデッキです。
早く勝ちに行こうとするデッキは大体ヘイトが高いので、すぐ他のプレイヤーから狙われてしまいます。
なのでこのデッキでは、人の嫌がることはなるべくしないようにして、ヘイトを下げて生き延びることを意識しています。
勝つときは1人殺すのではなく、全員殺す勢いでやる
このデッキは1人づつ対戦相手を倒していく攻め方にはあまり向いていません。
例え1人倒せたとしても、最終的には勝てずに負けてしまうことが多いです。
なので勝ちに行くときは、クリーチャー全体強化などで対戦相手全員のライフを削り切るようにしています。
(クリーチャー全体強化の例)
《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》
《背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader》
アーティファクト回収能力はあまり意識していない
このグリッサデッキはグリッサのアーティファクト回収能力をそこまで使うように考えていません。
グリッサはどちらかというとエルフであることが大事だと思っています。
グリッサデッキでありながら、グリッサで回収できるアーティファクトはあまり入っていないのでヘイトは低いです。
勝ちパターン紹介
グリッサデッキのメジャーな勝ちパターンを紹介します。
クリーチャーを並べて《孔蹄のビヒモス》で殴る
シンプルにクリーチャーを並べて《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》でクリーチャーの数だけ全体強化して、全軍突撃します。
クリーチャーが並びやすいので、結構3人殺せるくらいの打点になったりします。
エルフを並べて《背教の主導者、エズーリ》で全体強化して殴る
これもシンプルにエルフを並べて、《背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader》のエルフ全体強化能力を使って全軍突撃します。
《エルフの行列/Elvish Promenade》はエルフトークンを大量に生成できるので、《背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader》と相性が良いです。
大量マナから《霰炎の責め苦》を唱える
以下の方法を使うと平気で20マナくらいの大量マナを生み出すことができます。
①《ワイアウッドの番小屋/Wirewood Lodge》で《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》or《ティタニアの僧侶/Priest of Titania》をアンタップしてマナ生成能力を2回起動する
②《ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote》で《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》or《ティタニアの僧侶/Priest of Titania》をアンタップしてマナ生成能力を2回起動する
③《イトリモクの成長儀式/Growing Rites of Itlimoc》を変身させて、《太陽の揺籃の地、イトリモク/Itlimoc, Cradle of the Sun》で大量マナ生成
《イトリモクの成長儀式/Growing Rites of Itlimoc》は《エルフの行列/Elvish Promenade》などで、割と変身させることができます。
④《飢餓の声、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Voice of Hunger》で倍のマナを生み出す
大量マナから《忌むべき者の軍団》を唱える
戦場に《太陽の揺籃の地、イトリモク/Itlimoc, Cradle of the Sun》があれば、《忌むべき者の軍団/Army of the Damned》を唱えた後、即座にフラッシュバックでも唱えることができます。
以上EDHデッキ紹介《裏切り者グリッサ/Glissa, the Traitor》でした。