今回紹介するデッキは《アッシュベイルの英雄、グウィン卿/Syr Gwyn, Hero of Ashvale》です。
『クロタカEDHチャンネル』の「【EDH対戦会#2】グウィン卿 vs カローナ vs トーブラン vs ゲイヴ【MTG動画】」でクロタカが使用したデッキです。
目次
統率者紹介
カード名 | アッシュベイルの英雄、グウィン卿/Syr Gwyn, Hero of Ashvale |
---|---|
マナコスト | (3)(赤)(白)(黒) |
タイプ | 伝説のクリーチャー — 人間(Human)・騎士(Knight) |
テキスト | 警戒、威迫 あなたがコントロールしている装備しているクリーチャーが攻撃するたび、あなたはカードを1枚引き、あなたは1点のライフを失う。 あなたがコントロールしている装備品(Equipment)は騎士(Knight)に装備(0)を持つ。 |
P/T | 5/5 |
グウィン卿は「エルドレインの王権」のブロールデッキが公開された際、そのカッコ良さとデザインがとても好みだったため即統率者にすることを決めました。
せっかくエルドレイン次元の統率者でデッキを組むなら、騎士が良かったという要因もあります。
特徴①
グウィン卿は警戒、威迫の能力を持っているので、攻撃に行きやすく、ブロックもしやすいです。
ガンガン攻撃していきたいグウィン卿に非常にマッチしたキーワード能力がナイスです👍
特徴②
装備しているクリーチャーが攻撃すると、ライフルーズしてドローできます。
息切れ防止にもなる強力な能力です。
騎士かどうかは関係なく、装備しているクリーチャーが攻撃すれば能力が誘発する点には注意しましょう。
クリーチャートークンに装備された状態で戦場に出てくる、生体武器と非常に相性の良い能力です。
特徴③
グウィン卿は装備品を騎士クリーチャーに装備する際、装備コストを0にするとんでもない能力を持っています!
装備コストが重たくて付けづらい装備品もノープロブレム!
《巨像の鎚/Colossus Hammer》も0マナ装備!
もちろんグウィン卿も騎士なので、装備コスト0マナで装備品を付けまくってムキムキになれます👍
この装備コストを0にする能力は、僕が大好きなカード《純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin》とほぼ同じ!
(グウィン卿は騎士限定なのでちょっとだけ違います)
デッキリスト
製作者:クロタカ
※デッキリストは動画を撮影した2020年1月中旬(「エルドレインの王権」発売後)時点のものです。
各カードの役割分類
【除去】
★《残忍な騎士+迅速な終わり/Murderous Rider+Swift End》
★《夜の騎兵/Cavalier of Night》
《暁の騎兵/Cavalier of Dawn》
《摩耗+損耗/Wear+Tear》
《苦渋の破棄/Anguished Unmaking》
《流刑への道/Path to Exile》
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
★《ケイヤの手管/Kaya’s Guile》
《神の怒り/Wrath of God》
《質素な命令/Austere Command》
《冒涜の行動/Blasphemous Act》
●《迫撃鞘/Mortarpod》
●《供犠の仮面/Mask of Immolation》
★《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
《アージェンタムの鎧/Argentum Armor》
【ドロー、ドロー調整】
《上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer》
《純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin》
《吸心/Syphon Mind》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《記憶の仮面/Mask of Memory》
《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
《屑鉄の学者、ダレッティ/Daretti, Scrap Savant》
《ロークスワイン城/Castle Locthwain》
【マナ加速】
《白蘭の騎士/Knight of the White Orchid》
《波止場の恐喝者/Dockside Extortionist》
《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
《息詰まる徴税/Smothering Tithe》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《旅人のガラクタ/Wayfarer’s Bauble》
《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
《精霊信者の剣/Sword of the Animist》
《オルゾフの印鑑/Orzhov Signet》
《ボロスの印鑑/Boros Signet》
《聖列のタリスマン/Talisman of Hierarchy》
《友なる石/Fellwar Stone》
《ラクドスの印鑑/Rakdos Signet》
《ダークスティールの鋳塊/Darksteel Ingot》
《オパールのモックス/Mox Opal》
【サーチ】
《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
《巡礼者の目/Pilgrim’s Eye》
《石切りの巨人/Stonehewer Giant》
《山賊の頭、伍堂/Godo, Bandit Warlord》
《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
【クリーチャー強化】
★《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》
《巨像の鎚/Colossus Hammer》
●《祖先の刃/Ancestral Blade》
《必殺の三叉矛/Surestrike Trident》
《速足のブーツ/Swiftfoot Boots》
《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
★《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace》
《囁き絹の外套/Whispersilk Cloak》
●《皮羽根/Skinwing》
●《骨溜め/Bonehoard》
●《鎌爪/Scytheclaw》
★●《殴打頭蓋/Batterskull》
《カルドラの兜/Helm of Kaldra》
《カルドラの剣/Sword of Kaldra》
《カルドラの盾/Shield of Kaldra》
【その他】
《熱烈な勇者/Fervent Champion》
★《模範となる者、ダニサ・キャパシェン/Danitha Capashen, Paragon》
《武器庫の自動機械/Armory Automaton》
《太陽のタイタン/Sun Titan》
《テフェリーの防御/Teferi’s Protection》
《再利用の咆哮/Roar of Reclamation》
《血に飢えた刃/Bloodthirsty Blade》
※★が付いているカードはライフを回復できます(8枚)。
※●が付いているカードはクリーチャートークンとセットで戦場に出てくる装備品です(7枚)。
※土地のほとんどはマナを生む効果なので割愛しました。
デッキコンセプト
装備したクリーチャーで攻撃してダメージを与えつつカードアドバンテージを得て、最終的には騎士クリーチャーやグウィン卿に複数の装備品を装備して全員を殴り倒すことをコンセプトに構築しています。
現在の構成に至った経緯
元々は騎士クリーチャーと装備品マシマシでデッキ構築をしていました。
※当初採用していた騎士達↓
その構成で何戦か試しに回してみると、騎士クリーチャーばっかりで装備品が何もなかったり、装備品だけあってクリーチャーがいないというチグハグな状態が頻発しました。
グウィン卿のドロー能力と装備コスト0能力の2つとも活かせない状態だったので、流石に再構成することにしました。
グウィン卿のドロー能力をよく見直すと、装備していれば騎士じゃなくてもドローできるやん!と気付き、騎士の数を減らして、最初から装備した状態で出てくる生体武器を採用しました。
改良版デッキを回してみると、グウィン卿のドロー能力と装備コスト0能力の両方が活かしやすくなり、そこから微修正して(回復できるカードの増量など)現在の構成になりました。
なので騎士クリーチャーは厳選された少数のみを採用しています。
《アッシュベイルの英雄、グウィン卿》デッキの良いところ
装備品をいっぱい付けて最強生物を作れる
グウィン卿は装備品を騎士に装備する際装備コストを0にできるので、一度に大量の装備品を装備させることができます。
この能力により今ままで見たこともないようなムッキムキの最強生物を爆誕させることもできちゃいます!
デッキに入っている23枚の装備品全てを0マナで装備可能!
グウィン卿に装備しまくれば、統率者ダメージ21点を超えるパワーでワンパンすることも可能です👍
ピックアップカード
純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin
能力がほとんどグウィン卿と同じなので、第二の統率者として運用することができます。
《純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin》ならばクリーチャータイプ騎士以外への装備コストも踏み倒せるので、やれることの幅が広いです。
例えば《迫撃鞘/Mortarpod》や《供犠の仮面/Mask of Immolation》を使って、戦場に出ているクリーチャーを全て1点火力に代えることができます。
(通常は装備コスト2マナなので複数回装備は難しいですが、《純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin》の能力で装備コストが0マナになるので実現できます)
《純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin》がまだスタンダードで使えた時(2011〜2012年頃)によくやってました。
決まればちょっとうまぶれます😎
武器庫の自動機械/Armory Automaton
戦場に出た時と攻撃した時に装備コストを無視して装備品を付けることができる、何気にすごい機械です。
しかもこの機械、対戦相手がコントロールしている装備品も付けることができちゃうんです!
対戦相手の戦場にEDHでよく使われがちな《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》や《速足のブーツ/Swiftfoot Boots》が出ていると、それを《武器庫の自動機械/Armory Automaton》に付けて速攻で殴りに行くことも可能です👍
※装備品のコントロールを得ているわけではないので、対戦相手のターンに対戦相手が装備先を変更することはできちゃいます。
自分みたいに装備品大好きなプレイヤーにはオススメなカードです⤴︎
必殺の三叉矛/Surestrike Trident
直接プレイヤーにダメージを飛ばすことができる特殊な装備品です。
この飛ばせるダメージがクリーチャーのパワーに依存するのがすごいところで、《巨像の鎚/Colossus Hammer》を装備したグウィン卿なら15点ものダメージを飛ばすことができます!
(攻撃して戦闘ダメージを与えてから《必殺の三叉矛/Surestrike Trident》を起動すればなんと30点!ナイス警戒!)
装備品を付けてクリーチャーで殴るのが主体のデッキなので、ブロッカーを立ててればなんとかなるだろうと算段している対戦相手の意表を突くことできます。
尚、《必殺の三叉矛/Surestrike Trident》と相性の良い《生体融合外骨格/Grafted Exoskeleton》は以下の理由により不採用としました。
①感染で毒カウンターを10個与えて対戦相手を敗北させても味気ない。個人的にモヤッとした気持ちになる。
②毒ではない15点くらいの通常ダメージを飛ばせるだけでも十分強い。
③《生体融合外骨格/Grafted Exoskeleton》が外れると生贄に捧げるデメリットが嫌だった。(例えばグウィン卿が装備してる状態で《生体融合外骨格/Grafted Exoskeleton》が破壊されると、巻き添えでグウィン卿も生贄に捧げられる。元々グウィン卿はマナコストが重たいので、なるべく死亡させたくない)
血に飢えた刃/Bloodthirsty Blade
使嗾(しそう)という自分以外のプレイヤーへの攻撃を強制するおもしろい能力を付与する装備品です。
この装備品の特殊な所が、装備コストがなく、代わりに対戦相手のクリーチャーにのみ付けることができる起動型能力を持っていることです。
なので攻撃する気のない対戦相手のクリーチャーに無理矢理付けて、攻撃を強いることができちゃうんです。
ブロックされたら討ち取られるクリーチャーがいても、強制攻撃なので攻撃しにいかなければなりません。疑似的な除去としても使えるので案外実用的です。
EDHでこそ真価を発揮するオススメカードです⤴︎
カルドラシリーズ
カルドラシリーズが3枚揃うとカルドラトークンを生成して、3枚のカルドラ装備をそれに付けることができるめちゃくちゃカッコいい装備品です!
合体ロボみたいなデザインですね😎
個別の性能も結構優秀で、《カルドラの剣/Sword of Kaldra》はパワー/タフネス修正が+5とデカい、《カルドラの盾/Shield of Kaldra》は破壊不能の安心感、《カルドラの兜/Helm of Kaldra》は特にトランプルと速攻付与がナイスです👍
ちょっと装備コストが重いですが、そこはグウィン卿で踏み倒せばノープロブレム。
ロマンを求める人にはオススメのシリーズです⤴︎
デッキの回し方で意識するポイント
装備しているクリーチャーや、生体武器を展開してからグウィン卿を出す
なるべくグウィン卿のドロー能力を誘発させるために、装備しているクリーチャーを展開して攻撃できる状態でグウィン卿を出したいところです。
グウィン卿が戦場に出たターンにドロー能力を誘発できない状態はちょっと弱ムーブです。
なのでクリーチャーや装備品は積極的に展開していきましょう⤴︎
ドローも装備もできない状態でグウィン卿を出さない
1つ目のポイントでも触れている通り、ドロー能力を誘発できなかったり、装備品もない状態でグウィン卿を戦場に出すのは弱ムーブです。
丸腰でターンを渡すと自分にターンが返ってくる前に除去される可能性が高いです。
なのでそのような場合はグウィン卿を出さない方がいいです。
せめて何か装備品が出てからグウィン卿を戦場に出したいところです。
アーティファクトは破壊される物と割り切る
EDHではアーティファクトのヘイトがめちゃくちゃ高いので、バッキバキに割られまくります。
せっかく出した装備品が割られるのはつらいですが、仕方ないので一旦諦めましょう。
その代わりこのデッキにはアーティファクトを守ったり、墓地にあるアーティファクトを戦場に戻すカードが採用されているのでご安心を!
流石に何度も墓地から戻すと、対戦相手のアーティファクト破壊も尽きることが多いです。
ライフ管理に気を付ける
このデッキはグウィン卿のドロー能力でライフルーズしたり、他のカードもライフルーズやライフの支払いが必要な物が多く採用されているので、ドンドンライフが減っていきます。
ライフ管理は他のデッキに比べると結構気を付ける必要があります。
何もしないと自分からライフを削ってピンチに陥ってしまうので、このデッキにはライフ回復ができるカードを多めに採用しています(8枚)。
余談ですが、当初このデッキにはフレーバー的に最高な《エンバレスの宝剣/Embercleave》を採用していました。しかし以下の経緯により不採用となりました。
調整していく過程でライフ回復するカードがもっと必要だとわかり、《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace》を採用。
他にも《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》を採用していて、2枚共プロテクション(赤)を付与するので、《エンバレスの宝剣/Embercleave》と併用することができないことが判明😱
(《エンバレスの宝剣/Embercleave》は赤のパーマネントなのでプロテクション(赤)を持つクリーチャーに装備することができません)。
装備できないのにそれを忘れて装備してしまうミスを避けたかったので、泣く泣く《エンバレスの宝剣/Embercleave》は不採用となりました😭
勝ちパターン紹介
グウィン卿に装備品を付けて撲殺!
グウィン卿に装備品を付けて殴り、統率者ダメージ21点、もしくはライフを0にする程のダメージを与えて撲殺するシンプルイズベストなパターンです。
《巨像の鎚/Colossus Hammer》と《アージェンタムの鎧/Argentum Armor》を装備するだけでパワー21に到達してワンパンできます👍
装備品をサーチできるカードも多めに入っているので、案外簡単に揃えることができます。
また、ワンパンでなくても統率者ダメージは蓄積するので、攻撃を繰り返すことで21点に到達するか、対戦相手のライフが尽きて勝つことが多いです。
騎士に装備品をいっぱい付けて撲殺!
このデッキにはグウィン卿以外に8枚(《変わり谷/Mutavault》含む)の騎士が採用されています。
統率者ダメージは狙えないですが、グウィン卿がいると装備コストは0マナになるので、ムッキムキの打点で殴っていくことができます。
特に《変わり谷/Mutavault》は土地なのに突如騎士として殴りかかれるので奇襲性が高いです⤴︎
《必殺の三叉矛》でダメージを飛ばす!
《必殺の三叉矛/Surestrike Trident》で直接プレイヤーにダメージを与えて勝利するパターンです。
グウィン卿と《必殺の三叉矛/Surestrike Trident》があれば、自分の戦場にいる騎士の数だけダメージを飛ばすことが可能になります👍
(例)
①グウィン卿と《巨像の鎚/Colossus Hammer》と《必殺の三叉矛/Surestrike Trident》と他に騎士A、騎士Bが戦場にいる。
②騎士Aに《巨像の鎚/Colossus Hammer》と《必殺の三叉矛/Surestrike Trident》を装備して《必殺の三叉矛/Surestrike Trident》をタップ起動(《巨像の槌》+騎士のパワー分のダメージ)。
③次に騎士Bに《巨像の鎚/Colossus Hammer》と《必殺の三叉矛/Surestrike Trident》を装備して《必殺の三叉矛/Surestrike Trident》をタップ起動(《巨像の槌》+騎士のパワー分のダメージ)。
他にも装備品があればもっと多くのダメージを飛ばすことができるので、40点のライフを削り切ることも可能です👍
以上EDHデッキ紹介《アッシュベイルの英雄、グウィン卿/Syr Gwyn, Hero of Ashvale》でした。
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